わが国は、男子が見事に優勝し、女子は5位の成績でした。
わが国では、古くから、ラグビーはケガを伴う激しい男のスポーツという印象が強かったと思われます。
そのことが、女性を観客に留め、プレイヤーとしての参加を阻止してきたのではないでしょうか。
宮城県協会は、指導者、レフリー、ドクターそれぞれが、また、協働して、所属チームに対し、
安全確保のために最善の取り組みをしてまいりました。
女性そして児童の勧誘のためには、協会の安全優先の方針を対外に一層
広報していく必要があると思われます。
2019年には、ラグビーワールドカップ(RWC)が、日本において開催されます。
IRB創立8協会以外の地で、初めて行われる画期的な大会です。
ラグビーファンの、まさに、夢のような夢を現実のものにしていただいた
JRFUのご努力に敬意を表します。
このRWCは参加20ヶ国が4ブロックに分かれて対戦いたします。
わが国は、現在世界ランク13位です。
上位には、PNCで勝っているフィジーやサモアがおり、
10位以内に食い込む可能性は充分にあります。
すべては、8年後の日本ラグビー界を担う人材の育成にかかっております。
仙台市も、国内開催候補地に挙がっております。
伊藤前会長をはじめご尽力賜りました関係者の皆様に、感謝申し上げます。
宮城県ラグビー協会といたしましても、従来に増して、各種委員会の更なる発展
・向上・充実を目指し、強化していかなければなりませんが、女子ラグビーの普及
・育成、RWCに向けた選手の育成、そしてラグビーファンの獲得が喫緊の課題になります。
少子化によるラグビー競技人口とチーム数の減少、
それに加えて東北地方の深刻な経済不況等難問が山積しております。
しかし、夢が現実になった今、協会一丸となって、難問解決に対処してまいります。